記者:プロジェクトでどんなことをしたか教えてください。
古野真生: 私がこのプロジェクトに参加することになったきっかけは、もともと化粧品の開発や研究に興味があったからです。その想いを周囲に伝えていたところ、ある方が「化粧品を手作りしている方がいるよ」と、現在ブランド代表を務めるあさみさんを紹介してくれました。
私は福岡に住んでおり、そこからオンライン(Zoom)であさみさんと打ち合わせを重ねました。最初に取り組んだのは、自分のSNSや人脈を活用してスキンケアに関するアンケートを作成し、実施することです。結果的に140件もの回答を集めることができ、大きな手応えを感じました。
その後、大阪にいるあさみさんに直接会いに行きました。対面で話すことで、より深くお互いの想いやビジョンを共有できたんです。3日間の大阪での滞在は、集中して商品のことを考える時間になり、かなり充実しました。
まだプロジェクトが始まって間もなかったので、「どんな商品にしたいか」というブランディング設計の話から、ECサイトやマーケティングに関してのリサーチ、さらには製造工場の調査まで、幅広くあさみさんと話しながら一緒に行いました。実際に店舗を巡って市場調査をしたこともとても印象深いです。
記者:楽しかったことや大変だったことは何ですか。
古野真生: 楽しかったことは、やはり商品のイメージやブランドコンセプトについて、あさみさんやプロジェクトメンバーと語り合った時間です。理想の化粧品像を描きながら、「こんなデザインはどうかな?」「どうすればもっと良い商品になるだろう」と、アイデアを出し合うたびに、未来のブランドが少しずつ形になっていく感覚がありました。
さらに、初めて自分で手作りした化粧品は、キラキラ輝いていて、とにかく綺麗で… 早く商品ができてみんなに使ってほしい!と思いました。他社製品のリサーチも刺激的で、店頭に並ぶ商品を手に取りながら、「どうすれば選ばれる商品になるのか?」と考える時間は、自分自身の視野を広げるきっかけにもなりました。
一方で、大変だったことも少なくありません。特に苦労したのは、アンケート内容を考える作業です。どんな質問が商品開発に役立つのか、どうすれば本音を引き出せるのか…模索しました。集計するために多くの回答を集めるのも根気のいる作業でしたね。
記者:今後思い描く未来について教えてください。
古野真生: 私が描く未来は、TSURUの商品を通して「肌に悩む人をゼロにする」ことです。これまで肌の悩みから自信を持てず、諦めてしまっていた人にも、もう一度綺麗になる喜びを感じてほしいです。堂々と笑顔で、明るく毎日を楽しんでもらいたいんです。
TSURUのスキンケアで、肌だけでなく心まで前向きになれるような、そんな存在を目指しています。すべての人が自分に自信を持ち、キラキラと輝ける世界をつくりたいです。いつか「スキンケアと言えばTSURU」と、多くの人にそう思ってもらえるブランドに育ってほしいです。